【デジタル時代に、現場で手作業手作りというアナログ】

ITなどのデジタルな企業が増え続ける中、敢えて【工務店業】という私の仕事は手作りが多いアナログな業種だと思っています。
工務店の中でも新築工事を扱う会社ではなく、リフォームや店舗工事、古民家改装などといった既存の建物や空間に対して、どうアプローチしていくか。という工務店を目指しています。
勤めていた時に経験した新築工事では、大きな工場でプレカットされた材料を図面通りに組み立てていく工程は同じ作業の繰り返しが多く、大きなプラモデルみたいだなと感じた事を覚えています。
私は性格上、取り組む事に対しては独自性やこだわりを持ちたいという思いが強く、また飽き性であるため、スピード重視の新築工事はあまりしっくり来ず、将来はリフォームや店舗工事に強い工務店を目指したいと思いました。
また、目立ちたがり屋な私は、全てシステム化された大手メーカーがはびこる新築業界の中で、今後数十年の労働人生で新築業界に太刀打ちしても目立てない。とも感じました。
それに対してリフォームや店舗工事、古民家改装などといったジャンルは、【独自性を出しやすい】【自分達にしかできない事を目指せる】【難しい事に挑戦し続けれる】といった性格に合うものでした。飽き性な部分においても、毎回現場ごとに考える内容や作業内容が違う事にもしっくりきました。最近は良くも悪くも【目立ちたい!】という部分が減りつつあり、【こだわり】が強くなってきたなと感じます。
尖りとこだわりを履き違えないよう心がける毎日ですが、お客さんに、このちっこい奴(僕は身長が低め)なんかいい感じやなって思ってもらえるような手作業手作りの工務店作りを目指していきます。